穀潰し的読書録

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読書録

【読書録4】『聖地巡礼 世界遺産からアニメの舞台まで』岡本亮輔

大学の教養の授業で宗教関連の講義を取っていて、勧められた本だったので読んでみた。内容としては、本来宗教的な聖地巡礼と観光が融合する現代社会の中で、宗教というもののあり方がどのように変容しているのかといったことを、具体的な事例を挙げながら説…

【読書録番外編】本を読むにも経験値がいるという話

読書を始めてみて気づいたのだが、本の内容を100%完全に理解するというのはそう簡単なことではないように思える。僕が未熟なだけかもしれないのだが、自分が難解だと思って挫折した本のレビューやら感想やらをネットで調べて読んでみると「面白くて一気…

【読書録2】『不幸論』中島義道

幸福とは、思考の停止であり、視野の切り捨てであり、感受性の麻痺である。つまり、大いなる錯覚である。世の中には、この錯覚に陥っている人と、陥りたいと願う人と、陥ることができなくてもがいている人と、陥ることを諦めている人がいる。ただそれだけで…

【読書録1】『武器としての決断思考』瀧本哲史

ブログの設立から一週間経ったのだが、決して本を読むことをサボっていたわけではない。このブログで最初に書こうと思っていた本はそのあまりの長さのために挫折し、 次に手を出した本は自分にとって難解であるがために挫折してしまった。このために最初の本…

【読書録0】そうだ、本を読もう。

人生における後悔や、やっておけばよかったことなどは数えてみればたくさんあるのだが、僕の古くからのコンプレックスとして、今までちゃんと本を読んでこなかったことがある。自分自身、教養のある方だとは思わないし、自身の価値観や考え方にこだわり、凝…